いろいろな症状があります、まずはお話ししましょう。

ここではクリニックで診ることの多い疾患について簡便にコメントいたします。


不眠症
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、熟眠感がない、などの睡眠障害をいいます。不眠には様々な原因がありますが、まずは睡眠衛生をよくしていくことが大切です(昼間の日光浴や、夕方以降のカフェインの制限、アルコールをやめることなど)。そのうえで必要に応じてお薬を処方いたします。


不安障害
パニック障害、社会(社交)不安障害、全般性不安障害などがあります。たとえばパニック障害では、電車内などで呼吸困難や動悸などを伴うパニック発作を起こしてしまうことがあります。薬物治療で改善することが多いです。


うつ病
職場や家庭など、私たちを取り巻く環境には、対人関係の難しさ、過重労働、身体的な病気、介護の疲労、夫婦関係や子育ての問題など、さまざまなストレスが日常的にあります。気持ちが滅入る、何をする気にもなれないという状態は、強いストレスがかかったときに精神的に押しつぶされないようにするための防御反応ともいえます。ストレスもある程度のものであれば、自分なりに対処して乗り越えられるでしょうが、疲れているのに眠れない、食欲がない、それまで楽しみだったことがおもしろいと感じられない、日常生活に支障をきたす落ち込み状態が長く続くといった場合には、うつ病を疑う必要があります。ただ、身体的理由(甲状腺機能低下症など)からうつ状態になることもあるため、検査も必要です。


躁うつ病(双極性障害)
気分の波が大きい病気で、うつ状態と躁状態(または軽躁状態)が経過中に認められます。躁状態では爽快でなんでもできるような感覚になったり、不機嫌で怒りっぽくなったりもします。躁状態では本人は気分が良いことも多いのですが、周りの人が疲れてしまったり、後で本人が後悔することになったりすることもあります。躁状態の後にうつ状態がくることも多いので、治療が必要です。なお、うつ病と躁うつ病では治療方針が異なってきます。


認知症
物忘れや、時間・場所・人物がわからなくなってくる症状などが認知症の中核症状といわれています。アルツハイマー型認知症や、血管性認知症、レビー小体型認知症などがあります。現在のところ中核症状は基本的には治りませんが、進行を抑えるお薬もあります。抑うつや易怒性、幻覚といった認知症の随伴症状に対してはお薬が効くこともあります。


統合失調症
比較的若い時にはじまることが多く、約100人に1人がかかると言われています。典型的には、幻聴や被害妄想などが生じ、本人にとっては頭の中が忙しい状態になり、混乱することもあります。最近は以前よりも副作用が少ないお薬が多く、回復する人も多いのですが、再発予防が重要で、本人の病気の自己管理が大切です。


自律神経失調症
主にストレスが原因で自律神経が乱れ、動悸、不眠、食欲不振、疲労感、倦怠感などうつ病と似たような症状があらわれている病態といわれています。身体的検査をしても異常が見つからない、うつ病ほど精神的エネルギーが低下しているのではない、という状態を言うことが多いのですが、最近は、うつ病と区別が難しくあまり用いられない用語となりつつあります。


その他にも様々な疾患がありますが、診察室でご説明しながら診療を進めて参ります。

 

 

おねがい

医療機関の変更手続きにつきまして

自立支援医療を既に他院でご利用していた方は、住所地の区役所または市役所で、利用する医療機関の変更手続きが必要です。手続きは簡単ですが、手続き後に受診することをお勧めします(変更していない場合は通常の3割負担となります)。

自立支援医療

自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。厚労省と横浜市のホームページをご参照ください。

厚労省ページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsu/seishin.html
横浜市健康福祉局ページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/shogai/iryo/jiritusieniryou1.html